この間新しく数名の薬剤師さんが入職され、緩和ケア病棟にも数か月ずつ関わっていただきました
率直な感想をお願いしたところ、文章にしてくれました
当人たちの了解をいただき、大切だと感じたところを私の判断で抜き書きさせてもらいました
*医師・看護師の昼のカンファレンスや看護師間のミニカンファレンスが頻回に行われ、ケアの方針を共有していること
*患者さんのQOL向上のため各スタッフが問題意識・当事者意識をもって接していること
*看護師さんはみんな患者さんの治療/ケアの方針を把握し、他の職種からも相談しやすい環境が整っていること
*疼痛、排便、睡眠コントロールに関して、カンファレンス記録として評価日と方針を記載しており、薬剤師からも方針の把握が容易であること
などを評価してもらっています
*薬剤師さんのカンファレンスへの参加が週1回のみとなっており、積極的な提案や関わりを持ちたいがそのことが不十分な点として反省されており、今後カンファレンスの参加頻度を増やすことや参加日を固定することなど積極的な提案をしていただいています
*とくに関心をもたれたことは
・排便のコントロール
・睡眠薬のこと
・せん妄時の向精神薬の使い方
など、私たちも苦労している課題について共通の問題意識をもってくれています
十分ではなかったと彼女たちは反省されていますが、頻繁に病棟にきてくれて患者さんのもとに足を運び、患者さんと打ち解けた話をされている姿をよく見かけました
患者さんからも「話しやすい人たちだよ」と喜ばれていました
薬のことで疑問点を投げかけると、しっかりと調べて教えてくれます
信頼関係はそのような日常のやり取りの中から醸成されてくるんでしょうね
緩和ケア病棟開設当初は薬剤師さんの関わりがたくさんありましたが、人数が減ったことでしばらくの間遠ざかっていました
このたび研修という方法でありましたが、医師・看護師とのコミュニケーションが深まり、患者さんのベッドサイドでも役割を果たされている姿をみて、改めてチームの重要性を認識することができました
今後も病棟で働く仲間としての活動を楽しみにしています