つぎに掲載する文章も同じく新しい世界に挑戦される理学療法士さんです

彼女にもたくさん助けられました

『初めて緩和ケアの患者様を担当させていただいたのは私がPTになり1年半目の時でした。初めは緩和ケア病棟に入るのにも緊張し、患者様やご家族様の望みや気持ちをくみ取り、知識も技術も未熟な私に何が出来るのか、またこんな若者を受け入れてくれるのかなどといった不安や悩みが漠然とありました。

実施期間は数日~数ヶ月とバラバラですが、これまで約10人の方々のリハビリを担当させていただきました。

どの方とのリハビリも自分なりに精一杯行い関わらせていただいていますが、良かった点もあれば反省する部分も沢山ありました。そして、その中でも時間には限りがあるということを毎回実感しました。

当たり前のことですが、私が常に心掛けていることは、患者様が少しでもやりたいと思ったことや出来るかな?と思ったことはなるべく直ぐに実践し、明日やりましょう!ではなく、今日やってみましょう!という気持ちでリハビリを一緒に行うことです。

実際やってみて患者様が思っているように出来ないこともあれば出来ることもありました。出来なかったことで患者様は残念に思ったり落ち込んだりするかもしれませんが、やらないで終わるよりやってみたほうがいいし、今日はリハビリで立つ練習や歩く練習をしたんだ。といったことを家族様にお話したり、なにか少しでも目標となり気分転換できるような時間を一緒に過ごせたらいいなと思い関わらせていただいています。

一年半経った今、担当患者様が急に状態が悪くなったり、最期を迎えるときは関わった期間に関係なく辛く、悲しく思うことが多々ありました。しかし、緩和ケア病棟だからといった意識はなくなり、リハビリもマッサージや立つ/歩くだけでなく、編み物や折り紙、散歩なども一緒に行うなど、私自身も沢山楽しみながらリハビリをさせていただけているなと感じています。

また、主治医の先生方、看護師さん、患者様やご家族様から、セラピストとしてはもちろん一人の人間として多くのことを学ばせていただいたと痛感しています。この春でPTとして4年目をむかます。今後もここでの経験を様々な場所で活かし、心身ともにサポートできるセラピストになりたいと思います。』

 

理学療法士 Oさんより

135-01

 

「病気があるからできない」ではなく、できることを見つけていこう!

が彼女の真骨頂ではなかったかなと思います

見ていてこんなこともできるんだ と気付かされることもありました

いつも笑顔で頑張ってくれました

 

経験をたくさん積んで素敵なセラピストさんになってください!

 

以上のおふたりの姿を見ていると、患者さんのQOLの改善に尽くされていることを感じます

ほんとにありがとうございました!!

 

 

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