今日から3月です
春は出会いと別れの交錯する季節です
私たちの病院で3年間リハビリテーションスタッフとして頑張っていただいた理学療法士さんが新しい世界に旅立たれます
彼女たちは緩和ケア病棟の担当もかねてたくさんの患者さんのために働いていただきました
私にとってもとても印象に残る仕事をしてもらったと思っています
このたび無理をお願いして感想を描いていただきました
ここに掲載させていただきました
『緩和ケア開設当初からリハビリとして関わらせていただき、たくさんの患者様を担当させていただきました。
一人一人要望も様々で、毎回新しい気持ちで介入していきました。
そして、その度にどのように接していけばいいか、またどのようなリハビリで関わっていけばいいか毎回悩むことが多かったです。
状態が悪化してからも、顔だけはのぞきにいくようにし出来るだけ関わる機会をつくりました。
顔をみたり話をするだけでも気分転換になるとおっしゃってくれる患者様もおられ、
理学療法士として患者様に寄り添いながら関わっていくという点に関して、緩和ケアを通して成長できたと思っています。
担当患者さんが亡くなる時や痛みや倦怠感が強い人に対してのリハビリは私自身も辛い気持ちになる時はありましたが、それでもマッサージで少しでも楽になったと言っていただけると、自分が関わらせて頂く意味が少しでもあったのかなと、プラスに考えるようにしていました。
少しでもその人らしい最後が迎えられるように
スタッフみんなで悩みながら協力して関わっていき、私はそんな緩和病棟スタッフの方々が大好きでした。
今回、沢山の患者様に関わらせていただき、経験年数の浅い私が緩和ケア病棟に携わる事に負い目がありましたが、私にとってとてもいい経験となったと思います。』
理学療法士 Tさんより
彼女には、担当された患者さんから私たちがうかがうことのできなかったお話を聴いてもらったりすることがありました
話しやすい雰囲気をもっているのでしょうね
何事にも全力で取り組んでくれました
これからも新しい分野で元気に頑張ってくれることを期待します
―――次回も感想文を掲載します