2020年はとんでもなく忙しく、また経験のしたことのない1年となりました
コロナ禍は言うまでもなく私たち一人ひとりの人生に大きな影響を与えました
とくにこの四半世紀は医療に携わるものとして人生観が変わることになったといっても過言ではありません
1995年の阪神淡路大震災で私たちは生活や仕事を破壊されました
けれど一方では「絆」が強調され
大切な言葉となりました
個人的なことになりますが
この間
人の「生と死」を考えることが多く
緩和ケアにたどり着きました
25年たち
ふたたび生活と仕事を大きくゆがめる出来事に直面しています
それは目に見えない力で人と人のつながりーー「絆」を分断しました
医療者として何ができるのか、何をしないといけないのか
もういちど考えることになりました
心を整理して
緩和ケアにかかわる者として
コロナ禍をどうみることになったのかを
改めてのブログで述べることを考えています
年初にあたり、ちょうど1年前の新聞広告を思い出しています
「そごう・西武の正月広告」です
引用;そごう・西武|新聞広告データアーカイブ (pressnet.or.jp)
再掲します
「大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
土俵際、もはや絶体絶命。」
最後に「文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。逆転劇が始まります。」
とあります
1年がたち
読み返してみて勇気づけられる文章となりました