神戸協同病院では医療、看護、介護の分野に関わる職員で認知症の学習会を続けています。
医療生協組合員さんたちの認知症予防の取り組みがねばり強く行われ、相談相手としての職員への期待や要望が出されていました。また日常の患者さんとの付き合いでも認知症への理解と対応が求められる場面が少なくありません。
このような状況のなか、関心をもっている職員へ呼びかけ定期的な学習会を積み重ねてきました。
一冊の書籍を分担して読み終え、症例検討を行い、地域で実践している人や「認知症の人と家族の会」からのお話を聞かせていただいています。
このたび「ユマニチュード」について勉強しようということで集まりました。認知症の人のケアをするため、フランスのイブ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏の二人によって開発されたそうです。
分かりやすく書かれた本です。DVDもあります。
ここに詳細を述べるよりも実際に読んでいただいた方が理解できるでしょう。
ユマニチュードの4つの柱を学びました。
人としての尊厳を取り戻すためには『見る』『話す』『触れる』『立つ』ことの援助が必要だと述べられています。
緩和ケアにも通用することが多い内容だと思いながら報告者の話を聞いていました。
次回は12月ごろに、より実践的な勉強をする予定です。
医療・介護の従事者で関心がある方はぜひご参加ください。