看護を担当します、藤堂です。

「在宅での緩和ケア」をテーマに講師は関本雅子先生をお招きし、地域で支える在宅ホスピスの実態をお話し頂きました。

その人らしく支えるとはどういうことなのか、その人が具体的に一番に大切にしているものであったり考えであったり、御家族、友人、動物、それを最期まで守り抜くこと。

当然、痛みの緩和も入院中と同じように、医療用麻薬が使えること、特に医療用麻薬はその管理方法を患者、スタッフへ指導していくことで自宅以外の特養、老健施設でも速やかにレスキュードーズを服用することも可能であること、御家族のサポートとして、公的なサービスを入れたり、何度も話し合ったりすることで家族をも支えていけると関本先生は声を太くして言われていました。

関本先生の豊富な経験と、そのふくよかなドンと頼れそうな容姿から、患者さんや御家族、スタッフからも安心が得られる存在だと感じました。

わが協同病院でも開設される緩和ケア病棟と、関本先生の在宅ホスピスと、立つフィールドは違いますが、地域、組合員さんのよりどころとなる緩和のセンター病院となり、人生の最期を安心して過ごしていただけるように更なる頑張りが必要だと痛感した一日でした。

~その人らしくを支える~

基本ですが、実は生半可なことではありません。それでも敢えてそこに携わる決心をしました。私自身その立場であれば、私の大事なものをわかってもらいたいですから。わがままでも自分勝手でもなく・・・