11月に2回開設にむけた説明会に参加し、今の到達点についてお話させていただく機会がありました。
ひとつは地域での説明会で34人の方が日が暮れてからの寒い中集まっていただきました。
もうひとつは神戸協同病院の待合室で開催しました。
緩和ケアのそもそもと厚生労働省による病棟の施設基準、そして当院で検討中の入院基準案などを話しました。
以下はそのときの資料の抜粋です。
合わせて印象に残った患者さんのことを伝え、一緒に考えてもらいました。
その時に出された質問です。
『入院の費用は? 保険は効くの?』
『入院の審査はきびしいのですか?』
『緩和ケア病棟に入院中にもう一度積極的な治療を患者さんが望まれたときは?』
『病棟が一杯(満床)のときはどうするの?』
などなどです。
原因疾患に関わらず終末期患者さんであれば入院が可能という「誤解」もありました。
ひとつひとつに丁寧に答えていく必要を感じています。
いよいよ工事が始まります。
そのときには入院患者さん、通院患者さんはもとより、地域の方々にも多くのご迷惑をおかけすることになります。
いろんな場面での説明会を開きながら、地域に根差す(下町の)緩和ケア病棟づくりに努力をしていきます。