緩和ケア病棟の看護を担当します、中西です。

現在は一般病棟で働きながら、緩和ケア病棟開設に向けての準備に取り組んでいます。今年、緩和ケア病棟がある他の病院の研修に参加してきました。今まで一般病棟しか経験のない私だったので研修で学ぶ緩和ケアへの考え方、症状緩和の為の薬剤の使用方法や看護に至るまで、すべてが今後緩和ケア病棟を開設するにあたって、とてもよい学びとなりました。

もちろん、今までも終末期の患者さんに関わることも多々あり、いつも患者さんやご家族に寄り添いたいという思いで看護してきました。しかし、一般病棟では検査や手術、様々な治療をされている方の対応に追われる為に、ゆっくり患者さんやご家族の思いを聞き、それに応えることに限界がありました。しかし緩和ケア病棟ではそれらをかなえる事ができます。

研修を終えて、人と人のつながりの大切さや命の尊さを改めて考えるようになりました。緩和ケア病棟は末期癌患者さんが「最期の時」までを精一杯、自分らしく生き抜く所です。私たちが作っていく緩和ケア病棟が最期に過ごす場所としての選択肢の一つとなれるよう、そして患者さん自身が様々な人生の決断をされる場面で、そっと支えられるような看護師集団でありたいと思っています。

最後に、緩和ケアに興味のある看護師の皆さん。まだまだ手探りの状態ですが、私たちと一緒に協同病院の緩和ケア病棟を作っていきませんか。

 

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