12月の病棟の行事といえば

「クリスマス会」です!

病院の職員に向けて「患者さんの前で披露していただける特技はないですか?」と呼びかけると、たくさんの反応がありました

今回は職員によるフルートとその師匠さんのピアノのコラボ演奏です

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職場の仲間も応援にかけつけました

私はといえば

毎回素人手品を依頼されます

時々…毎回 失敗しています

このたびは無事に終了

 

そのあとはスタッフたちと患者さんのお部屋を訪ね

手作りのプレゼントと

患者さん、ご家族いっしょに写真撮影

 

普段は物静かな患者さん

今日は大きな笑顔で

ピースサインをしてくれました

 

苦痛があるときもこのひとときは

とてもいい表情で応えていただきました

 

笑顔や笑いで

脳内のβエンドルフィンが分泌されるのでしょうか

 

しんどいときに

にぎやかな行事はどうだろうか

という議論があることも承知しています

 

でも私は自分たちの「自己満足」ではないと

確信しています

 

私たちの病棟に来られた

縁のある患者さん、ご家族さん

少しでもいい時間が共有できれば

と思っています

 

患者さんたちが落ち着かれていたので

仕事の合間に今年も訪れました

昨年は少し「ずる」をしました

今年は逆コースから

それでも比較的スムーズに中心部にたどり着きました

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きれいでしたが、人もいっぱい

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開催概要から

“神戸ルミナリエは、阪神淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、大震災の起こった1995年の12月に初めて開催しました”

とあります

23回目になります

 

今年はメリケンパークに「世界一のクリスマスツリー」があるとか…

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寒くてそこまで歩く勇気はありませんでしたので

写真だけ・・・引用は、↓

http://kobe-lunchtime.com/kobe-merikenpark-christmastree-2017/

 

24回目を迎える法人の看護総会に参加させてもらいました

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最初に3人の認定看護師さんの活動報告

緩和ケア認定看護師さんも報告されました

 

つづいて

各職場でがんばっていることの報告です

病院が8職場、診療所が3つ、訪問看護ステーションが3つと、それぞれユニークな報告でした

 

そのあと2017年のまとめと来年度の方針提案

グループ討論と続いたのですが

私は私用で職場報告のあと退席しました

 

 

毎年このような集まりを開催しており

いつもあいさつで強調するのですが

ほんとに頭が下がる思いです

 

刺激を受けて、事務部門やリハビリ部門でも総会が開かれるようになりました

 

残念ながら医師部門ではまだまだです

 

 

来年度方針の骨子だけを引用いたします

・「その人らしく生きる」をチームで支え実践していきます

・私たちの看護・介護を継承する人づくりをすすめます

・患者・利用者を確保して経営改善に取り組みます

・安全安心の看護・介護の推進に努めます

・患者・利用者の人権を守り、要求を実現する立場で運動と結びつけます

の5点です

りっぱな方針だと思います

 

 

私があいさつで引用した文章を掲載します

 

最近読み始めた「ナースのためのシシリー・ソンダース」という書籍からです

ある講演会で講師の先生が取り上げられていたので、なるほどなあと感じた部分です

日本語訳のようなので若干わかりにくい表現もあります

 

“聖クリストファーにおける大方のコミュニケーションは一見表面的に見えるだろう。見学の学生たちはまず、差し入れ便器だとかベッドバスでの介助や実践的ケアにあまりに時間を割かれるために、想像していたホスピス体験とは異なり、腰を据えて長く会話ができないと感じる。

(中略)

誰もが「あまりにも忙しい」のである。しかし、それらはすべてこなさなければならないことである。

(中略)

しかし、現存は予期せぬ瞬間に訪れる贈り物であり、実にしばしば、からだのニーズが実際的に満たされるときに訪れる”

 

様々な解釈ができるでしょうが、私はそのままを受けとめたいと思いました

日曜日のお昼

私たちとなじみの深い社会福祉法人駒どりの設立20周年を祝う集まりがありました

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阪神淡路大震災の悲しい経験を教訓に、街のなかに特別養護老人ホームを作ろうという運動が盛り上がりました

最初の取り組みはもっと以前から

介護の必要な方への入浴サービスを私たちの手でと1982年から始まりました

また1991年には民家での宅老所の取り組みも行われています

そのような活動を基礎にして力を蓄え、必要な費用は寄付をお願いして、20年前に社会福祉法人が設立されました

私たちの法人の後押しがあったことは間違いありません

2004年にやっと特養が開設、昨年には二つ目の特養も開設されています

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理事長のU先生

当院の院長でもあります

20年の歴史とこれからの課題を熱く、わかりやすく話されました

 

私は乾杯の音頭

その前に少しだけお話をさせていただきました

 

とくに言いたかったことは

特養への往診をしていたときのことです

 

入院中に「これ以上口から食事をとることは誤嚥をして危険」ということで胃瘻を作って帰ってこられたお年寄りがいました

本人は「食べたい」との希望をつよく持たれていました

ケアにたずさわる職員たちは粘り強く取り組みました

そして、半年、一年・・・

とうとう完全に口から食事ができるようになったのです

当然胃瘻は不要となりました

 

別のところからは「時間をそれだけかければできるんじゃないか」との声も聞かれましたが、私は「口から食べたい」という入居者さんの尊厳を尊重すること、このことへのこだわりとあきらめない姿勢があって初めて可能なのだと思いました

トイレはできる限り自分でしたい、ゆっくりとお湯に浸かりたいという望みは当たり前のことでしょう

それを当たり前として実践されていることに感動しました

亡くなられた入居者さんをみんなでお風呂に入れてあげたり、お別れ会をしたり・・・

 

理念は「もうひとつの家、もうひとつの家族」です!

 

これからも大切にしてほしいと思います

 

緩和ケア病棟でのケアにも通じるものがあり、私たちも負けないような取組みをしているよとおいしい食事をいただきながら考えていました

 

ところで会場となったお店は創業80年!

これまでもたくさんお世話になっています

これからもお願いすることがいっぱいあるでしょう

 

おめでとうございます

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今日は患者さんの誕生日です

朝一番

みんなでおどろかそうと、スタッフでお部屋に

おめでとうございます~!!

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看護師さんからは「マグカップ」と大好きな「チョコレート」のプレゼント

 

ありがとうございます!

いつも以上の笑顔です

 

全員で、ハッピーバースデイの歌

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お昼には栄養士さんたちからこれも大好きな「すき焼き」

それまでに看護師さんと卵を買いに行かれていました

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左上には栄養士さんの足が・・・

これもご愛嬌でしょう

右上はレストランを意識した果物です(だそうです)

看護師さんからのおめでとうの手紙も添えられています

 

……我が家も今夜はすき焼きにしようかな?

 

このような日常をみんなが演出してくれています

 

 

さあ、つぎはクリスマス会です