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病棟をオープンして5か月半
やる気満々でスタートしました

しかし、ここにきて悩みが増えています

当初は「緩和ケア」あるいは「緩和ケア病棟」への理解の仕方に病院内で温度差があり、戸惑う毎日でした
今はそのようなことも少なくなってきています
(課題は山積みですが)

今回ぶつかっている問題は、きっとどの施設でも開設時には悩まれたことばかりだと思いますが、いざ自分がその立場になるととても苦しくなります
順不同であげてみます
――「弱音」と受け取られるかもしれませんが、決して自分ではそのようには考えていません
むしろ越えなければならないハードルだと捉えています

・薬の使い方は決して教科書通りにはいかないものだと実感
ある本の著者は次のように書かれていました
「緩和の難しい苦痛に遭遇し、本を調べて得られることでは太刀打ちできないというケースにたびたび遭遇しました」
ほんとにその通りでした!
・病院によって治療の方法、薬の使い方があるいは大きく、あるときは微妙に異なるということに気づいた
上記の著者の言葉を再度引用します
「さまざまな事例に対処できる臨床は個々の臨床家が経験の中で培った小さなノウハウの集積であるのだな…」
・私も含めてスタッフの知識や経験、力量に差があることからスタートせざるを得なかった
急性期医療のスタイルや感覚からの脱却が求められたし、自分よりも臨床の経験が豊富なスタッフたちへ迷惑をかけてきたことを反省しています
一層のチーム内でのコミュニケーションが求められています
・勉強には限界がないことを痛感、そして我流でもだめなことも
相談に伺ったある先生からは「ノウハウでなく、なぜこの薬をこの順番で使用するのかを文献にもあたって考えなさい」とアドバイスを受けました
真摯な気持ちで取り組みたいと思います

悩みが大きくて体調を崩すこともありました
ひょっとして自分には向いていないんじゃないのか、他の先生ならもっとうまくできたのじゃないかなどと思うことも正直なところありました

しかし、責任をすべて引き受けた限りは形ができるまで全うする覚悟は持ち続けています
困りごとから目をそらさない姿勢は大切にします

先人から見ればささやかな悩みなのかもしれません
ずっとあとになれば同じことで悩んでいる同業者にはきっと何とでもなるよとアドバイスができることでしょう

それまではもっともっと悩みながらいい病棟を作っていきたいものです

まわりには話を聞いてくれたり、相談にのってくれる仲間がたくさんいるのですから…

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