コロナ禍の影響で思うような取り組みができなくなったことはこれまで何度も書いてきました

 

それでもご家族のみなさんが10分間という制限の中での面会を有効に使っておられ、その姿をみるたびに頭の下がる思いをしています

 

「大好きなものなら食べてくれると思って」と食欲の低下した奥様のために慣れない調理をして差し入れされているご主人

「小さい孫の面会ができないのなら、スマホの中だけでも会わせてあげたい」と準備をしてこられたご家族

毎日決まった時間にやってこられ、限られた時間でご主人のマッサージを一生懸命にされている奥様

仕事をもちながらも順番を決めて交代で会いに来られる娘さんや息子さん

 

それぞれが思い思いの方法で病棟に上がってこられます

 

 

余命がいくばくもないと思われた患者さん

ご家族の声かけや励ましにより

私たちが予想した時間よりもはるかに落ち着いたときを過ごされました

私が声をかけても反応が見られないのに、ご家族が話しかけると

顔を向けられたり

目を開けられたり…

 

 

「家族みんながコロナに感染してしまい、行けなくなりました。その間はよろしくお願いいたします」と電話で病状をたずねられる方

 

遠くに住んでいて、また仕事が忙しくてと頻繁には来院されることが難しいご家族

来られた時には家族みんなの写真を持参され

患者さんのまわりをきれいに飾られていました

 

 

まったく身寄りのない患者さん

誕生日を迎えられたとき

スタッフみんなでお祝いをしました

 

 

1日の勤務を終えた夕方にもういちど患者さんのもとへ行くとき

今日はこんないいことがあったなあと振り返ることがあります

 

今日はどんな癒しがみなさんのもとに届いたのだろうと……

 

 

ところで 家に帰ってからの

私の癒しのもとはこれです

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ずっと昔のことになりますが

愛犬を見送りました

それからは犬や猫といっしょに暮らすことはいずれ別れも経験することになり

少しためらいをもったままでいます

 

 

このふたりなら…

だいじょうぶかな?

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指を口に入れると

優しく噛んでくれます

 

 

疲れたときやモヤモヤを抱えて帰ってきたときには

そっと人差し指を…

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