先週からR病院での研修を開始しました。
これまで教科書を読んで勉強したり、日常の診療のなかでの経験だけだったのですが、実際に緩和ケア病棟での医療・看護を目の当たりにして、まったくこれまでとは異なる世界に圧倒されました。
それまでは何気なく読み過ごしていた「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと対処(治療・処置)を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、QOLを改善するアプローチである」というWHOの定義をじっくりとかみしめているところです。
「目標は『今日も生きていて良かった』と思える生活を送ることである」という言葉に始まる指導者のA先生の哲学の一端にも触れることができています。
「体全体をみなさい。そうすることで、患者さんにできることが必ず見つかるはず」と最初に言われ、刺激を受けました。
今後の約2か月の間にどこまで獲得できるかが私の大きな課題です。
このブログでも少しずつ書いていきたいと思います。
毎日知的刺激を受けながら……
“uproad”