権利章典
患者様は人間としての尊厳を有しながら、より良い医療を受ける権利を持っています。医療は患者様と医療従事者とが互いの信頼関係に基づき、協同して作りあげていくものです。また患者様は医療に主体的に参加していただくことが必要です。
神戸医療生活協同組合 神戸協同病院は組合員や地域の患者様の生命と健康を守ることを使命としています。1991年5月11日、日本生活協同組合連合会 医療部会は医療生協の「患者の権利章典」を発表しました。今回、これに依拠し発展させて、神戸協同病院の「患者の権利章典」を制定します。
- どのような病気にかかった場合でも、良質かつ安全安心の医療を公平に受ける権利があります。
- その人の価値観、人格などを尊重され、医療従事者との互いの協力関係のもとで医療を受ける権利があります。
- 病気、検査、治療、見通しなどについて、分かりやすい言葉や方法で、納得できるまで十分な説明と情報を受ける権利があります。
- 十分な説明と情報提供を受けたうえで、検査治療方法などを自分の意思で選択決定する権利があります。
- 他院への紹介や別の医師の意見(セカンド・オピニオン)を求める権利があります。ご希望がある場合は紹介させていただきます。
- 自分の診療録の開示を求める権利があります。当院はご本人等の請求に基づき診療録の開示を行っています。
- 診療の過程で患者様の個人情報とプライバシーが守られる権利があります。
- 自分の健康や病気に関する情報を医療従事者にできるだけ正確に伝えて下さるようにお願いします。分からないことがあれば何度でも医療従事者に質問して下さるようにお願いします。
- 病院は多くの患者様に対し様々な医療を提供しています。そのため患者様は入院適応や入院期間などについて制約をお願いせざるを得ないことがあります。このことを十分ご理解いただき、適切な医療の提供にご協力下さるようお願いします。