SAS(睡眠時無呼吸症候群)の治療について
SASは、睡眠中に呼吸の異常が起こる事で、睡眠は分断され、良質な眠りが取れず、日中の眠気、集中力の低下などから仕事にも支障をきたし、交通事故や産業事故もおこしやすくなったりします。また、合併症として糖尿病・高血圧・肺性心・脳梗塞・虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)などが報告されています。
本来、睡眠は体の調節基幹を再調整し体を癒してくれるものですが、SASでは睡眠により体を痛めつけているともいえます。
当院では自宅でのSAS簡易検査を採用し、内科的治療はマスク式持続気道陽圧(シーパップ)を採用しています。
【外来受診】
・睡眠中のいびきが大きい
・日中の眠気が強い
・睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
このような症状があれば睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
お気軽にご相談ください。
問診から症状の確認・医師による診察で、SAS簡易検査を自宅でおこなうかどうか判断します。
【検査】
SAS簡易検査をおこなう場合、業者(帝人)よりSAS簡易検査装置をご自宅に発送します。検査装置に付属されている手順にしたがって測定してください。
(入院による精密検査は紹介(他院で検査)となります。)
【検査結果】
次回診察時(初診より約1ケ月後)、検査データレポートをもとに医師より説明があります。
SASの有無と重症度を判定し、必要に応じてシーパップの導入を行います。
【CPAP導入】
シーパップ療法の導入ついては、患者様に合せたシーパップ機器を貸し出します。
【継続治療】
シーパップ療法の導入後、健康保険の適用では1ヶ月に1回の定期受診が必要です。
(3割負担の患者様の場合、1ヶ月の自己負担は、約5,000円程度になります。)
定期受診では機器の使用状況や体調の変化などの経過観察をします。
治療の継続は、かかりつけ医や近医でも可能です。
※上田医師の診療におこしください(月・水・金の午前の診療)