私たちがめざすことは、患者様やご家族が「普段の暮らし」にできるだけ近い形で、過ごしていただける事です。

そのためには、まずは身体やこころの苦痛を和らげること。
楽になって初めて、何かをしたい、してほしいと思える、「お風呂にゆっくり入って、髪を洗いたい」「自分で髭を剃りたい」「そばめしが食べたい」というような日常生活を考えることができるようになります。
そして、もうあきらめていた事、温泉に行く、孫の入学式を見に行くなどができるのでは、と希望を持つ事もできるようになります。

私たちは、患者様やご家族の思いや願いをいつでも話していただけるようになりたいと思っています。
その思いや願いを実現できるように、患者様ご家族も含めた多職種チームで考えていきます。
考えたり実践したりする中では、実現できないこともあるかもしれません。でも、その過程の中で一緒に考えたり、したりすることを楽しむことが大切ではないかと思っています。

緩和ケア病棟は、このようなことが実現できる場です。
患者の「思い」に耳を傾け、家族をサポートすることができるチーム力を持った病棟にしたいと思っています。一緒に頑張ってくれる仲間を募集しています。