先日上記の集会が開かれ、約200人が参加しました

私たちも所属する医療福祉生協連の「いのちの章典」ではつぎの5つの権利と責任が述べられています

                                            

<自己決定に関する権利>

私たちは、知る権利、学習権をもとに自己決定を行います。

<自己情報コントロールに関する権利>

私たちは、個人情報が保護されると同時に、本人の同意のもとに適切に利用することができるようにします。

<安全・安心な医療・介護に関する権利>

私たちは、安全・安心を最優先にし、そのための配慮やしくみづくりを行います。

<アクセスに関する権利>

私たちは、必要な時に十分な医療・介護のサービスを受けられるように社会保障制度を改善し、健康にくらすことのできるまちづくりを行います。

<参加と協同>

私たちは、主体的にいのちとくらしを守り健康をはぐくむ活動に参加し、協同を強めてこれらの権利を発展させます。

                                               

今回組合員と職員の日頃の実践の報告と交流を目的に開催されました

                                            

最初に寸劇でいのちの章典を分かりやすく説明してもらいました

                                          

                                                                                      

全体会では、順天堂大学教授の武田裕子先生から「いのちを守り健康をはぐくむSDH(健康の社会的決定要因)の視点」と題して講演をいただきました

具体的でわかりやすかったと多くの参加者から感想が出され、「今日の話をまわりに知らせていきたい」「もっと勉強したい」と今後の自己学習につなげるような意見がありました

                                           

                                          

私が今勉強している総合診療に通ずるものがあります

当然緩和ケア病棟での仕事にも・・・

                                           

                                            

午後からは8つの分散会にわかれ、実践の報告と交流が行われました

地域や職場での日常の活動が生き生きと報告され

地域の組合員と職員が熱心に討論しました

                                          

                                            

終了後の実行委員会では成果や教訓、課題が話され、つぎ(2年後?)はさらに章典の内容に切り込んだ発表ができればと期待を持ちました

                                            

                                             

私は最初のあいさつで以下のようなことを話しました

                                             

いのちの章典の前文にはつぎのような「健康観」が書かれています

――私たちが大切にする健康観は「昨日よりも今日が、さらに明日がより一層意欲的に 生きられる。そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける。みんなが協力しあって楽しく明るく積極的に生きる」というものですーー

この解釈について私の若干の思いを話しました

(まだ未熟な内容ですのでここでは割愛をいたします)

                                               

                                             

またいのちの章典を私は以下のように受け止めたいと思っています

                                              

1)「こういうものだ」と固定的にとらえないこと

「こうじゃないだろうか」「このこともそうだろうか」「いやこれはそうじゃないのでは」など、たえず私たちの生活・仕事・活動の場で考えていくものとしませんか?

2)特に「自己決定に関する権利」はもっとも難しいことです

ともすれば「あなたのことだから自分で決めなさい」と突き放されるようなことはありませんか?

他の項目は社会に働きかけることが多いのですが、自己決定に関しては一人ひとりの人生観や努力が求められます

私たちの暮らす社会では「共同の意思決定」も大切ではないでしょうか?

3)実践にあたって、一つひとつの項目を大切にしながらも、すべてがバランスよく行われることが望ましいです

Comments are closed.

Post Navigation