看護師さんたちは定期的に「看護研究事例発表会」を開いており、今回で51回目になります

                                    

日頃の取り組みや気になる患者さんのことなど紹介と討論を行っています

今回初期研修を終えた二人の看護師さんの発表が心に響くものでしたのでブログにアップしました

                                   

                                      

一人の看護師さんは病気の理解が困難な患者さんに粘り強く取り組んできました

病気の悪化予防に焦点をあてた丁寧な看護実践でした

まとめの中に「患者さんの生活背景や価値観の把握」「個別性の重視」「家族との関わり」など大切な総括がされていたと思います

                                     

もう一人の看護師さんは終末期の患者さんの外出したいという望みを叶えるために、その準備から悪化時の対応、当日には同行してのケアなどを行ってきました

患者さんはご家族と大切な時間を過ごされ、とてもおだやかな時だったそうです

ここでも「価値観や思いを大切に」「納得した意思決定支援」など重要なワードが述べられていました

                                         

この二人の実践は今後の看護師としての生き方に影響を与えてくれるものになるのではないでしょうか

将来迷ったり悩んだりしたときに思い出してほしいなとつよく思いました

他にも研修中に貴重な経験をしてきた若い看護師さんたちがきっといるでしょう

                                     

このときに考えたことがあります

開会時のあいさつにも一部取り入れました

  • 患者さんや利用者さん、ご家族の個別のニーズに対応しながら、どのような状況であっても丁寧な看護を提供しています                急性期、慢性期、リハビリ、終末期、外来、透析、在宅など看護が必要とさ れている場面で深く関わってきていることが特徴です
  • 患者さんたちの物語性を重視していますある文献に載っていたことを引用します                              「優秀な事例報告が、その個々の事実をこえて普遍的な意味を持つのは、               それが物語として提供されており、その受け手の内部にあらたな物語を呼び起こす動機を与えてくれる」                    医師の分野では疾患のことが中心になりがちですが、この物語性が感動をもたらすのでしょう
  • この発表会が将来の看護実践に対してのヒントになっています             過去の研究が今に、現在の発表が今後の取り組みに対しての刺激となっていると思います

                                                                           

私自身みずからの仕事を振り返るいい機会となりました

これからも取り組みの継続を期待しています

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