新任医師の紹介(4月着任・リハビリ医)
回復期リハビリ病棟専従医より 御挨拶
2022年4月に神戸協同病院へ着任し、5月より回復期リハビリ病棟の専従医として勤務させて頂いております、清家 信(せいけ まこと)と申します。
地域密着型のケアミックス病院で医師生活を始めたこともあって、都合14年にわたり、リハビリ医療に携わらせて頂いております。
回復期リハビリ病棟では、脳血管障害の患者様や整形外科疾患の患者様はもちろん、さまざまな内科的疾患治療の後の廃用症候群にて在宅復帰に向けて体力をつける患者様のリハビリを行っております。
皆様ご承知の通り、2020年3月初頭から新型コロナウイルス感染症が世界的大流行となりました。日本でもたびたび緊急事態宣言などが発令され、多くの地域医療圏において、医療崩壊も発生しています。まさに「コロナ危機」という状況になっております。
この新型コロナウイルス感染症については、
●内科的に大きな持病がある患者様の場合に重症化しやすいこと
●血栓症を起こしやすくなること
●各患者の感染症自体は軽快しても、持病のコントロールが悪くなる場合が多いこと
といった事が特徴として挙げられます。
これらの事象は、新型コロナ感染症患者の在宅復帰を遠のかせる要因にもなっています。
当院では、通常のリハビリ対象の患者様に加え、新型コロナ感染症で入院された患者様のリハビリに対しても、積極的に取り組んでおります。
また、リハビリの効果が出にくい患者様についても、やむをえない場合を除き、「『初めに患者・家族ありき』で、退院後のQOL維持を目指す」という方針で、日々取り組んでおります。
今後も病棟専従医として、リハビリスタッフ・看護師・相談員等と連携しながら、業務にあたっていく決意です。宜しく御願い申し上げます。
回復期リハビリテーション病棟専従医
清家 信